2023POP-UPシーズンを前に、ネパールへの思い。

早いもので2023年を迎えて2ヶ月余り。あたたかい日差しに着々と春が近づいてくることを感じます。ネパール発のエシカルファッションブランドとして活動を始めて4回目のシーズンです。全国でPOP-UPをできるようになって2年目。今年こそ、より多くのお客様と出会える明るい春を迎えられるように願っております。
ネパールの現場も、お陰様で通常操業しております。この3年のコロナ禍の中続けられたのは、20年以上の結束力のお陰だと思います。
しかし、私には焦りもあります。2014年に一緒にパシュミナを復興させた現地のパートナーと一緒に、今度はピュアなネパールシルクを作ろう!という活動をネパールで始めていました。題してHimalayan Silk Project です。コロナによってネパールも混乱し、2019年の末には連絡が取れていた村の生産者の方とは、まだ連絡が取れないままです。そして頼りになるパートナーのべシュさんも、元国連職員だった経験を活かして外国に長期出張中です。今年帰国の予定なので、ようやく再スタートが出来るかもしれませんが、もう少し待ちの時間は続きそうです。
また、平均年齢が私ぐらいの微妙なお年頃になりつつある工場のスタッフは、まだまだ元気ですが、そろそろ後進を育てることを考えなければと思っています。折角育んだ技術と水準を、若い人たちに受け継ぎ、ネパール全体のモノづくりのクオリティに貢献するような公的な働きもしたいと考えています。
春が来るのが待ち遠しい思いと同じく、またネパールに行き、本当の再スタートを切りたいという思いが強くなる一方です。
全てがまだ漠然とした今は、時期尚早です。しかし熟成期間を経たものは、確実に完成度が上がります。「機が熟すのを待つこと」によってベストなタイミングが訪れるような気がします。日本での3年間の間に、様々な方とのネットワークも広がりました。満を持して、ORIENTAL GATE として新たなネパールへの関わりが出来ますように願っています。
ネパールで養蚕した繭からできたシルクを使ってORIENTAL GATE が商品化して世界に届けるという夢を持ちながら、来月から始まる2023春夏のPOP-UPを、精一杯頑張りたいと思います。
3月からのPOP-UPスケジュールはこちらです。
POP-UPが終わるとネパールへ。待ち遠しいですが、ネパールからの荷物がもう直ぐ届きますので、そろそろ忙しく動き出します!今年のラインナップは、充実していて自信を持ってお見せできるものです。是非、お近くの会場へお出かけください。皆様にお会いできることを楽しみにいたしております。
