ORIENTAL GATE の エシカルファッションとは

ORIENTAL GATE は2020年に活動を始めたエシカルファッションブランドです。しかしこのブランドを始める前から、ネパールで大量生産の対極ともいえる手紡ぎや手織りという伝統的な製法で、手間暇をかけたモノづくりを20年以上続けてきた背景があります。
持続可能ということは、今から簡単に生み出せるものではなく、綿々と続いてきた歴史文化に基づく営みを守ること、そして未来につなげていくことです。その信念を持ちながら、以前から続けてきた活動の延長線上に、自分の年齢とスタイルにも合う新たなブランドを立ち上げたのがこのORIENTAL GATE です。
それは着心地の良さを兼ね備えた、流行に関係なく着れるシンプルでスタイリッシュな服です。背景にある信念は関係なく、ファッションブランドとして魅力的であることが前提であると思っていました。しかしこのブランドがスタートして間もなく、時代が大きく変わりました。
今まで目を背けてきた事実に誰もが向き合い始めました。そして華やかなファッション業界においても、その裏側にある大量廃棄や過酷な労働環境などの問題が潜んでいることが表面化しました。手軽さ、安さ、欲しいものがすぐ手にはいるという価値を得る代わりに、私たちは沢山のものを失い、犠牲にしてきたことに誰もが気づきました。今までと同じ価値観と生活スタイルを個々人はもちろん企業が持ち続けることは時代に即さないことを認識しました。
サスティナブルな地球に優しい循環が求められる今、ファッションにおいても価値観を見直す時がきています。この時勢の中ORIENTAL GATEは、エシカルファッションブランドと自らカテゴライズすることに決めました。しかし、もちろん今流行りのエシカルという言葉を安易に取り入れることとは違います。
つまり倫理的であることはエシカルファッションという言葉が出てくるずっと前から中心に据えてきたことでした。倫理的=エシカルという漠然とした言葉には実践が伴わなければならないと思っています。ORIENTAL GATE は、大量生産の対極にある伝統的な人に優しい雇用体制、環境にできるだけ負荷をかけない生産方法を守り続けます。そして自然素材を愛着を持って長く着ることにより、地球に優しいスローな循環を提供していきます。そしてそのスローな循環こそが、エシカルであると考えます。
エシカルな循環がより多くのお客様に選ばれ、当たり前の選択肢となるように、これからも歩んでいく所存です。