9月27日〜10月2日ギャラリーモーツァルトにて展示会を開催いたします
ギャラリーモーツァルトは、2016年に最初のブランドの時に私が東京で初めて展示会を開催した出発点となる場所です。毎年欠かさず出展させていただき、6回目の今年は秋の良い季節に開催できることになりました。
■『Wind form Himalaya』
ORIENTAL GATE
期間:9月27日(月)~10月2日(土)
時間:11:00~19:00
場所:GALLERY MOZART (ギャラリーモーツァルト)
東京都中央区京橋1-6-14 YKビル
ORIENTAL GATE の秋冬の商材として今年から新たに Himalayan Textile ・ヒマラヤ織が加わったことは先日のブログでご紹介した通りです。Himalayan Textile / ヒマラヤの伝統技術を現代へ
20数年前のネパールでのパシュミナとの出会いが、私の人生を決定付けました。私がそこまで素材に深い思い入れを抱いたのは、幼い頃から布と手芸が好きで織機の経験も少しあったからです。素材や道具、職人というキーワードがずっと私の中にありましたが具体的にやりたいものは見つからず、学生時代にはモノづくりから遠ざかってしまいました。
しかしパシュミナという素材との出会いは、ヒマラヤの動物の毛は、何かを創造しながら生きていきたい、デザイナーになりたいという子供の頃の夢を呼び覚ましてくれました。そして当時関心があった国際援助とネパールの現状、すべてのパズルが頭の中でピタッと当てはまりました。まるで神様がやれと言っているかのように、縫製工場とともに私の前に現れたのでした。
その後縫製工場を運営しながら今に至りますが、平行して一時期のパシュミナブームで廃れてしまった本物のパシュミナの復興に携わり(2014年)、さらにオリジナルの生地Himalayan Textile を開発してきました。そして2年前からこの生地を大事に温めながら上質なコートに仕立て、少しずつ販売をしてきました。そして、実際に購入して下さったお客様のお声から、品質や軽さ、暖かさという点において、自信を持ってお薦めできる商品だということを確信するに至りました。
希少な素材と完全手作業のため数に限りがあります。また決して安くはありませんが、年を重ねた自分へのご褒美に相応しいものだと思います。ヒマラヤの自然が生み出した極上のうぶ毛は、繊維のダイヤモンドと言えるものだと思います。
私が20数年前初めてネパールを訪れた際に描いたイメージは、ORIENTAL GATE で現実のものとなりました。そしてこの度の展示会において、Himalayan Textile を皆様にお披露目出来ることはこの上ない喜びです。
是非、この機会に会場へ足を運んでみてください。皆様のご来場を心よりお待ちいたしております。