肌触りという日常へのご褒美・丸善日本橋店出店のお知らせ

全国の百貨店を廻るPOP-UP SHOP が一区切りつきました。徐々に人流が回復してくることを実感しながらの出店になりました。

2020年明けに出発したORIENTAL GATEは、 過去2年の春夏は日本とネパールでコロナによる様々な障害がありましたので、商品が揃った状態でベストシーズンに販売する、ということが3年目にしてようやく叶いました。お客様に直接お会いできることが本当に喜びであり、また次へのアイデアとやる気の源です。ご来店いただきました皆様、本当にありがとうございました。

その時に感じたことは、私を含む40代以降の世代にとって洋服とは、若い頃のファッションを追うことは卒業した結果、自分へのご褒美なのだなということです。人の目を意識するよりも、自分らしくいられる服、日常で心地良さを感じられる服を求めていらっしゃるということです。

ほとんどの方がORIENTAL GATE というブランドが初めてという状態の中、商品を手に取って下さるのは、素材感や色味、全体的な雰囲気が好きな感じだからという理由です。そして、実際に服を試着していただくことにより、より一層手紡ぎ手織りの布の素晴らしさを実感していただいています。

まず最初に弊社の服をまとって第一声は、「わあ軽い！」「気持ちいい！」というもの。特にこの季節には、肌触りの良いカディコットンは、大変好評でした。

本当に弊社の強みは、オリジナルの素材にあると実感しております。隣の売り場でずっと見ていた方から先日言われたことは、「試着してからやっぱりやめますということが殆ど無いですね」ということ。そう言えばそうかも知れません。素材を気に入れば、大体似合う色や形を探すことは出来るからです。

歳を重ねると、素材を肌で感じることに敏感になってきます。少しの重さも硬さも削ぎ落としたいという気分になってきます。その中で、肌感覚で選ばれるということは、本当に嬉しく思います。その違いは、単に自然素材であるということではなく、手紡ぎと手織りによる人の手心が加えられたニュアンスと、不均一さが生み出すものだと思います。

いよいよ来月はネパールへ出張へ行ってまいります。実に2年半以上ぶりです。需要の高まりも予想される中、スローな手仕事の生産方法による布が求められていることを現地で伝えて来たいと思います。

その前後に、恒例となってまいりました丸善日本橋店の出店がございます。6月には、来週出荷される真夏向けの新作、新色がご覧いただけます。8月には、ネパール出張で仕入れてくる一点もののストール類をご覧いただけるかと思います。是非、ご来場くださいませ。

■『Himalayan Treasure』ネパールの自然と伝統を未来へ
期間：6月22日(水)〜　6月28日(火)
時間：9:30〜20:30
場所：丸善・日本橋店 B1F イベントスペース　

■『Himalayan Treasure』ネパールの自然と伝統を未来へ
期間：8月10日(水)〜　8月16日(火)
時間：9:30〜20:30
場所：丸善・日本橋店 B1F イベントスペース